【5分でわかる唾液の細菌!】唾液検査のセミナーに参加しました
みなさんは歯医者さんで唾液検査を行ったことがございますか?
福永歯科医院では、予防歯科の一環として唾液検査を行い、みなさまのお口の中にどんな細菌がいるのか?を特定することで、より個人の細菌リスクに的を絞ったクリーニングを行うことが可能となっております!
先日、最新の唾液検査の情報を学びにセミナーに参加しました。
今回参加した唾液検査のセミナーは唾液から細菌の種類が5分でわかるというもので、とても興味深い検査機器でした。
講演時の様子です。
多くの歯科医院さんの歯科医師、歯科衛生士さんが集まり、大変意義のある講演が聞けました。
唾液検査のデモの様子です。
パソコンと連動して行うことができ、唾液検査を行うたびに記録が追加され前回との比較ができるとのことで、とても魅力的でした!
福永歯科医院での唾液検査
当院の唾液検査は、虫歯のリスクがわかるものと、歯周病のリスクがわかるものをそれぞれ取り揃えています。
むし歯のリスクがわかる検査についての詳細はこちらのページをご覧ください。
⇒唾液検査の詳細はこちら
歯周病のリスクがわかる検査は、GCさんのサリバチェックを採用しています。
検査結果の例です。
今は簡単に唾液を採取するだけで検査を行うことが可能です。
検査を行うことで自分自身のリスクを知ることができとくに細菌の種類を知ることは今後の歯周病の進行度合いも把握することが出来ます。
歯周病菌にも種類があり急激に進行させてしまう細菌もいれば、緩やかに進行させる細菌もいるのです。
歯科の業界では歯周病菌のレベルを示すピラミッドの模式図があります。
一番上に立つ3つの菌を“red complex(レッドコンプレックス)”と呼び、重度の歯周病に関係していると言われています。
その細菌が住み着いてしまう原因のひとつがバイオフィルムにあります。
バイオフィルムとは細菌の集合体です。
しかしすべての菌が歯面に付着できるというわけではありません。
歯面に付着できる菌は限られていて、それらの菌を早期集落菌と呼びます。
早期集落菌の上にもそれぞれにくっつける菌が決まっていて、それらの集合体がプラークとなり、バイオフィルムへと成熟します。
早期集落菌は比較的悪さをしない菌ですが、早期集落菌にくっつく菌が悪玉菌であるため、下の細菌叢を定着させないことが歯周病の発症を防ぐことにもつながります。
唾液検査を行うとこんな良いことがある
唾液検査を行うことで個人の持つ細菌の種類が明確になり、またその結果によって予防メンテナンスのプログラムを患者様により沿った内容にアレンジすることができます。
痛みに耐えながら歯石をがりがり歯を削り、悪いところだけを治療して終わり。といった、治療中心型の歯科医院から、現在では、虫歯や歯周病を発症させない「予防」に力を注ぎ、患者様の健康に寄与する歯科医院が増加しております。
唾液検査を行い、自分専用のメンテナンスプログラムを作成し、無駄のない、クリーニングを体感してみませんか?
本日のセミナーの情報を明日からの福永歯科医院のメンテナンスに役立て、みなさんと共有していきたいと思います。
埼玉県さいたま市 与野 福永歯科医院
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