今年も歯科スタディーグループの学術大会にてテレスコープ義歯の講演をしました
今年も一年の締めくくり!IPSG学術大会が行われました。
私達IPSGは包括的歯科医療を目指し、生まれたての乳幼児から高齢者に至るまで、多くの知識と技術で患者様と向き合い最善の歯科医療を提案していくことを目指しているスタディーグループです。
今回も全国より100人近い先生方が参加されました。
その中で、今年もなんと光栄なことに学術発表させていただく機会を授かりました!
会場はお茶の水のソラシティ!
今年のテーマは“chance”。
とてもきれいで広々とした素敵な公演会場で、テレスコープを紹介できるなんて最高の“chance”をいただきました。
今回の講演では上顎にレジリエンツテレスコープ、下顎にリーゲルテレスコープを装着した症例を発表、紹介いたしました。
テレスコープ義歯は、1本しか歯が残っていない場合から1本しか歯を失っていない場合までの患者様に適応できます。
非常に適応範囲も広く、また、インプラントなどの外科処置を避けることができます。
残っているご自身の歯を抜かずに有効に利用できるため、とても有効な入れ歯であると思います。
ただし正確な知識を持って入れ歯の設計、デザインを行わないとなりません。
また、知識と技術を持った技工士さんと製作していく必要もあります。
ですから、歯が抜けてしまうような噛み合わせの問題を放置したまま入れ歯の製作に取りかかったり、入れ歯を設計してしまうと、その後、その入れ歯にたずさわる技工士さん、歯科衛生士さん、そして何より患者様が苦労してしまいます。
今回の症例では、テレスコープ義歯を作るにあたり、ほんの少しの工夫や処置で、その後テレスコープ義歯に関わる人たちに優しくなるようなアイデアを紹介させていただきました。
一本でも多くの歯を残してテレスコープ義歯を製作することは、とても大切です。
そのために治療の前半で治療の工夫をすることで、入れ歯の見た目もより自然に近づきます。
テレスコープも日々進化してます。
会場の先生からもたくさんの質問をいただきとても嬉しく思いました。
また優秀な技工士さんとディスカッションでき、とても有意義な時間となりました!
本日得た最新の情報や貴重な情報は、明日からの福永歯科医院の診療にぜひ役立てたいです!
来年も多くの患者様のお口の健康に寄与できるようにテレスコープ義歯を始めとして最善の治療の提案をしていきたいと思います!
埼玉県さいたま市 福永歯科医院 福永
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