IPSG包括歯科医療研究会のドイツ研修で、IDSケルン国際デンタルショ―に参加しました
入れ歯のお師匠である 元日本大学教授 稲葉繁先生のお導きのもと、IPSG特別会員の先生方と、ドイツ研修に参加しました。
今回の海外研修の最大の目的は、歯科あるいは入れ歯先進国のヨーロッパ(特にドイツ)の最先端の技術や材料の情報を余すところなく習得してこよう!ということです。
2年に一度、ドイツ・ケルンでは、世界最大のデンタルショー”IDS”が開催されます。
今年は、例年になく雪も多く寒い。。。にも、関わらずIDSには世界各国から最新の歯科材料や最新の情報、多くの歯科医師が集まってきます。
そんな中、残念ながら、日本の歯科材料業界は鎖国同然。。。
IDSでは、本当に優れた材料や機械が沢山展示されておりました。当院のデンタルチェア(診療台)のKaVo社は、世界ではトップシェア。ブースの広さ、展示も素晴らしかったです。
その後、稲葉繁先生が35年前客員教授として在籍していらっしゃった、チュービンゲン大学を見学させていただきました。
ドイツでは、本当に色々なテレスコープが当たり前のように作られておりました。
また、テレスコープと義歯の融合した症例も多く見られました。
通常、日本から訪ねても見学できないような、大学の隅から隅まで本当に親切に見せていただきました。
KaVoデンタルシステムズのドイツ本社では、最新のバーチャル咬合器のレクチャーを受講しました。
世間では3Dプリンターが騒がれておりますが、歯科界も時代は三次元へ向かっていると感じることができました。
技工所を訪ねるチャンスもいただきました!
ドイツでは、技工士さんが、個人のオフィスに患者さんを呼んで、新しく作る歯の色を決めたり、調整をしたりします。ですから、皆さんすごい腕の持ち主です。マイスタ―(職人)さんです。
日本にとどまっていては入ってこない情報を得ることで、より包括的な明日への治療を、福永歯科医院の患者様に提供できる可能性が広がりました。
埼玉県さいたま市 福永歯科医院
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