院長ブログDirector blog

ヨーロッパの噛み合わせの大家を訪ねて

今年は、オーストリアで毎年行われる咬合(噛み合わせ)や矯正を中心としたサマースクールに、2年ぶりに参加しました。

サマースクールの様子

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サマースクールでは、ヨーロッパの咬合の大家 スラビチェック先生のもとに、世界中から噛み合わせの勉強に歯科医師が集います。

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今年も、100名近くの歯科医師・歯科技工士が集まり、矯正をはじめ、補綴、入れ歯とあらゆる分野のプレゼンテーションやポスター発表が行われました。

共通のテーマは、もちろん“咬合”=“噛み合わせ”!!

皆、とても真剣です!

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今回、とても印象的だったプレゼンテーション

今回、とても印象的だったプレゼンテーションは、ポルトガルの矯正医の先生による「咬合を考える矯正」でした。

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日本での矯正治療は第一の目的が審美となりがちです。
その結果、矯正治療が終わり見た目の美しさは得られたものの、「噛み合わせがおかしい。。顎が痛い。。」なんて話をよく耳にします。

原因は、きちんとした治療方針のもとに、何を治すのかがはっきりしていない。
または審美性だけを治すために、噛み合わせにとても大切な4番目の歯を抜歯して隙間を作り、単に歯をきれいに並べるに留まってしまうのではないでしょうか。。

結果、噛み合わせのバランスは置いていかれてしまいます。

この先生の矯正は噛み合わせを中心に考えているため、治療後は審美性の改善はもちろんのこと機能的な改善も得られるのです。

治療後の患者様のHappy smileをたくさん見せて頂きましたが、どの方も素晴らしく改善されていて印象深かったです。

咬合の大家 スラビチェック先生による顎関節の診断方法のセミナー

今回は、ヨーロッパの咬合の大家スラビチェック先生の顎関節の診断方法のセミナーも行われ、世界中の歯科医師が釘付けで見入っておりました。

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90歳近い大家が患者様と向き合う姿には、息をのむほどでしたが、患者様の顎を触った瞬間にその状態や様子をはっきり診断!

思わず会場から、「Wawoo!」と声が上がっておりました。

噛み合わせの治療は、私たち歯科の分野が担う大切な医療です。
逆に言うと、噛み合わせの知識がなければ、矯正も入れ歯の治療も上手くは行きません。
そのことを、再認識した充実したオーストリア研修になりました。

世界中のトップクラスの歯科医師の先生がたとの交流

一週間の中日はホイリゲpartyでした。
世界でもトップクラスの治療をされる先生方とも色々なお話ができました。
ありがとうございました。

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今回オーストリアで得られた経験を、福永歯科医院での治療にも大きく反映させたいと思いました。

埼玉県さいたま市 福永歯科医院 福永

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