福永歯科医院　院長の福永です。
突然ですが、皆様はオーダーメイドで入れ歯を作ったことがございますか？

福永歯科医院では、個々の患者様に合った最善の入れ歯を手作りでオーダーメイドしております。

先日、とても素敵なご婦人の入れ歯をお作りしていると、

「先生、私も先生のために作ってみてるの！」

とおっしゃるので拝見すると、それは私にぴったりの洋服の型紙から起こした、仮縫いの生地でした！

よくよく伺うと、このご婦人、洋服のトップブランドのコレクションや、ショーの縫製を任されるほどのすごい方だったのです。

精密入れ歯のオーダーメイド

ご婦人と初めてお会いした時は、歯のことでとてもお悩みの様子でした。食事ができないのはもちろんのこと、入れ歯をいくら調整しても痛みが続いていたそうです。

早速、診査診断をして、咬合器につけた模型で今の問題点をご覧いただき、どのようにテレスコープの入れ歯を作っていくかご説明して、入れ歯作りを開始しました。（入れ歯製作中も仮の入れ歯を使っていただき、お食事もして頂けておりました。）

一方、患者様は私のために採寸、パターンを起こし仮縫い、試着を繰り返し、見る見るうちに私にぴったりなスーツができていきました。

毎回、テレスコープの入れ歯ができ上がって行くのと同時に、スーツもでき上がって行く！
とても楽しく入れ歯作りをさせていただきました。

驚いたのは、オーダーメイドの服を作る時、どの過程も精密に採寸や縫合の技術が織り込まれていることです。これは、既成の服にはないことだと痛感させられました。そして、何よりすごいのは完成時のフィット感です。

テレスコープの入れ歯も、まさにオーダーメイドの服と同じだと思いました。

保険のバネの入れ歯では精密な型取り、歯の配列、顎につく機構、噛み合わせの与え方、素材を個々人に合ったものにすることはできません。これに対して、テレスコープの精密入れ歯作りでは、患者様お一人お一人に合わせた、細かい部分を大切に手作りして行くのです。

オーダーメイドの入れ歯完成！

テレスコープ義歯が完成しました。一番うれしかったのは、患者様の表情がとても明るくなったことでした。お口元もとても若々しくなりました。

患者様がいつも新しい入れ歯を入れたときにおっしゃるのが、「昔の顏に戻った」ということです。

そして、スーツも完成！すごいピッタリで、思わず一緒に記念撮影してしまいました。

こんな経験は初めてでしたが、お一人お一人に合った入れ歯をしっかり作り、長く使っていただく、というのはとても大切なことだと思いました。

作っていただいたスーツ、大切に着させていただきます。
ありがとうございました！

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