新型コロナウイルス感染拡大に対する当院の対応について
新型コロナウイルス感染拡大に対する福永歯科医院での対応や、日常的に行われている感染症対策を紹介させて頂きます。
福永歯科医院では、日常より標準予防策(スタンダードプリコーション)の概念で、病院の予防対策をしております。
標準予防対策とは、感染症の有無に関わらず、すべての患者様に感染対策を適応しております。
この度、新型コロナウイルス感染症が流行しておりますが、新型コロナウイルス感染症に限らず、肝炎、HIVを始め未知のウイルスを保因する患者様の来院も視野に置き、病院としては、最高水準の接触感染対策を日常的に遂行しております。
全ての患者様が感染症であったとしても、それを感染拡大させないレベルの予防対策をしております。
■待合室の感染対策
待合室の飛沫感染症対策として、
〇フィトンチッド(微生物の活動を抑制する作用をもつ、樹木などが発散する100%植物由来成分)の噴霧
〇待合室でのマスクの着用
〇来院時の手指のアルコール消毒、手指の洗浄
に、ご協力宜しくお願いいたします。(マスクをお持ちでない場合は、お声がけくださいませ。)
〇換気
〇空気清浄機の設置
〇接触部分のこまめなアルコール消毒
■診療室の感染対策
①歯科用器具の医療用洗浄機(ミーレジェットウォッシャー)による洗浄
治療で使用した器具は、滅菌前に洗浄→すすぎ→消毒→乾燥しなければなりません。
汚れ、特にタンパク質が凝固してしまうと、タンパク質の中に存在する細菌やウイルスといった微生物が生き残ったままになるので、滅菌効果を得ることができません。
洗浄により器具のタンパク質が完全に除去されないと、その後、滅菌しても効果がありません。
一般的に機材は、手洗い、食洗器を使用していることが多いですが、当医院では、医療用洗浄機にて化学的洗浄錠剤と、高温ジェット水流にて、1次洗浄を完全に行っております。
洗浄機の使用により、スタッフの感染源接触の機会も激減します。
②滅菌
歯科用器具は、洗浄後、滅菌し、菌の存在がゼロの状態にされます。
歯科用滅菌器は、クラスN→クラスS→クラスBの順に高水準になります。
歯科ではクラスNの使用医院が多い中、当院ではヨーロッパ基準である最高水準のクラスBの滅菌器を使用しております。
唯一クラスBだけが、全ての被滅菌物、個体、中空物、多孔体、一重包装、二重包装包装、を滅菌できるとされています。
筒状の歯科器材の内部までしっかりと滅菌することが可能です。
③水消毒システムを備えた診療台
当院の診療台には切削装置から出る水や、うがい水に低濃度の過酸化水素水が用いられており、常に給水チューブ内を清潔に保つ水消毒の機能『常時水消毒システム』があります。
福永歯科医院では、このように通院して頂く患者様の安全に配慮して日々感染症予防対策に取り組んでおります。
皆様のご理解やご協力のもとに新型コロナウイルス感染拡大が落ち着くことを切に願います。
埼玉県さいたま市 福永歯科医院 福永