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さいたま市 妊婦歯科健診

皆様こんにちは!歯科衛生士の岡田です。

本日はさいたま市で7月から始まった妊婦検診についてです。

妊娠中は食事や歯磨きがいつも通りできなくなったり、妊娠することでお口の中に様々な変化が訪れます。

そんな中でお口の中を清潔に維持していくことは大変ではありますが、とても重要なことです。

妊娠中にどのようなお口の変化が起こるかお話ししていきます。

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妊娠中のお口の中

妊娠中は女性ホルモンが急激に増加することで、歯周病細菌が増加します。

また、つわりにより食べられるものや食事のタイミングが限られたり、逆にだらだら食べ続ける時間が長くなったりすると、口腔内の環境が悪化して、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

また、妊娠中に歯周病が進行した状態にあると、早産や低体重児出産のリスクが、2~4倍になると言われています。歯周病菌が血液を通して子宮内で炎症を起こしたり、子宮の収縮が誘発されやすいためだと言われています。

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妊娠中のお口のケア

妊娠中は虫歯や歯肉炎になりやすいため、適切なケアを行う必要があります。

・つわりがある時は、無理せず気分の良い時に歯磨きをしましょう。
 ヘッドの小さい歯ブラシや香料の少ない歯磨き粉を使用することをお勧めします。

・食事の回数が増えたら、食後の歯磨きをまめに行いましょう。
 特に糖分の多いものや酸性の食品を食べた後は注意しましょう。

・妊娠中期で歯科での検診を受けましょう。
妊娠初期はつわり等で長時間歯科治療用の椅子に座っていることが難しかったり、妊娠後期や出産後はクリーニングをする時間を確保するのが難しくなるためです。

生まれてくるお子さんのお口のケア

生まれてきた赤ちゃんのお口の中には虫歯菌はいません。

しかし、周りの大人からの菌の感染で赤ちゃんのお口の中に菌が入ってきます。

それでも歯が生えていない間は菌が住み着くことはありませんが、歯が生えて食べ物を食べるようになると菌が住み着きます。

1歳半~2歳半までが最も菌に感染しやすく「感染の窓」とも呼ばれています。

菌が住み着いたら必ず虫歯になる訳ではありませんが、歯磨きやクリーニングを適切に行っていないと、お口の中の虫歯菌が増えて虫歯ができます。

ですので、歯が生えてきたら食後に歯ブラシで歯を磨いてあげましょう。

また、周りの大人の方もクリーニングをして菌の量を減らしておくことも効果的です。

お子さんの指しゃぶりやおしゃぶりについては、以前のブログをご参照ください。

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まとめ

妊娠中は体もお口の中もたくさんの変化が訪れます。

その中でも口腔内の清潔を保つのは、ご自身のためにも生まれてくるお子さんのためにも大切なことです。

安定期に入ったら歯科でお口の定期検診を行ってお口をきれいにしてから出産に臨むと良いでしょう。

そしてお子さんが1歳半になったらお子さんのお口の検診をしにぜひ歯科にいらっしゃってください!

お子さんとお母さま、ご家族の皆さんの口腔ケアを担当させて頂けたら私たち歯科衛生士も嬉しく思います!

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埼玉県さいたま市 福永歯科医院

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