歯磨き粉「ジェル」と「ペースト」何が違うの?
皆様こんにちは!歯科衛生士の岡田です。
あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いいたします。
さて、今回は歯磨き粉についてです。
歯磨き粉には「ジェル」と「ペースト」の2種類がありますが、皆様はどちらを使用されているでしょうか?
この二つの違いや使い分け方についてお話ししていきます。
ジェルとペーストの違い
この二つの1番の大きな違いは発泡剤と清掃剤が配合されているかどうかです。
配合されているとより清掃性が高まり、配合されていないとより薬用成分が口腔内に停滞しやすくなります。
「ペースト」
発泡剤、清掃剤配合→歯磨きでの清掃を助けてくれる
「ジェル」
発泡剤、清掃剤無配合→口腔内にフッ素等薬用成分を保持しやすい
使い分け方
使う目的によって二つを使い分けましょう。
①表面のバイキンをしっかり落としたい
お口の中のバイキンをしっかり落とすにはペーストタイプの歯磨き粉を使用しましょう。
歯磨き粉が清掃を助けてくれるため、磨き残しが多い方などにおすすめです。
②虫歯予防
虫歯予防にはフッ素の配合されているジェルタイプの歯磨き粉がおすすめです。
フッ素は水に流れやすいという性質があります。
ジェルタイプの歯磨き粉は発泡剤が無配合または低配合なためうがいをしなくても良いですし、ジェルが歯に密着しやすいため、フッ素がお口の中に長く残ります。
③お子さんの歯磨き
お子さんの歯磨きにもジェルタイプの歯磨き粉がおすすめです。
前述した通りフッ素がお口に残りやすいですし、うがいも少なくて良いため、うがいが苦手なお子さんにも安心して使えます。
おすすめの使い方
おすすめの使い方はダブル使いです!使い方は、
①ペーストタイプの歯磨き粉でバイキンをしっかり落とし、うがいをする。
②ジェルを歯ブラシに乗せて歯の全体に行き渡るように約30秒間ブラッシングする。
③軽く1度だけ口をゆすぐ、または唾液を吐き出すのみでうがいをしない。
特に夜寝る前に行うことで、睡眠中にしっかりフッ素ケアを行うことができます!
まとめ
現在ドラッグストアや歯科医院でもたくさんの歯磨き粉が販売されています。
成分や形状を確認してご自分のお口に合うものを選びましょう!
またクリーニングの際に、お口の中の状態でその方にあった歯磨き粉をご紹介させていただきます。
ぜひ参考にしてみてください!
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