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歯のケアは医療費の節約にもなる!~歯のメンテナンスを行い8020を目指しましょう!~

みなさんこんにちは!歯科衛生士の佐藤です。

かなり寒さが厳しくなり、体調を崩しやすい季節になってきました。
今こそ栄養のあるものをしっかり食べて体調を整え、ウイルスに負けない身体を作っていきたいですね。

健康な体を保つためには

そのために必要なのはやはり筋力!
筋トレをすることで筋肉をつくることもできますが筋肉を合成するタンパク質も摂取しないと筋肉がうまく作られません。

その重要なタンパク質は肉や魚など固いものが多いため歯が無いと摂取することが困難となります。
不自由なく硬いものを食べるのであれば20本以上の歯が必要と言われています。

生涯自分の歯で食べる楽しみを味わえるように

8020運動は厚生労働省が定めた「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう!」という運動です。

8020運動が始まった当初は80歳で20本の歯が残った人の割合の達成率が7%でしたが,2016年には51%と2人に1人は達成している状況です。

また、今年度の達成率がこれから発表される予定ですが,年々歯の予防意識が高まっていて残存歯数も右肩上がりのため、2016年よりも達成率は上がっていると予想されます。

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平成28年度 厚生労働省歯科疾患実態調査より引用

予防先進国のスウェーデンではすでに80%を達成しているため、日本も、すぐにこの高達成率に追いついて肩を並べてみたいですね!

当院に通っていただいている患者さまも8020を達成している方が多くいらっしゃいます。
その全ての方々が日々のケアと定期的なクリーニングをしっかりと行っていて、80歳を過ぎているとは思えないほど健康的なお口の方ばかりです。

お二人とも80代で20本以上歯が残っております!
福永歯科医院に10年近くメンテナンスに通って頂いております!

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お口の健康管理だけでなく全身の健康管理もしっかりとされていて、自分の足で歩き、生き生きと食生活を始めとする日常生活も楽しまれているように思われます。

8020がなぜ大切なのか

なぜ国は8020運動をはじめたのか。
それには大切な理由があり、以前当院のブログでお伝えしたオーラルフレイルが関係しています。

オーラルフレイルとは食べこぼしや滑舌の低下などお口の老化を指します。
そのオーラルフレイルが全身の機能低下につながることがわかっていおり、オーラルフレイルがみられる方は将来、要介護になるリスクが2.4倍、そして死亡リスクが2.1倍にも跳ね上がるという研究結果が出ています。 

オーラルフレイルが進行し始めると筋肉をつくるタンパク質が摂取しづらくなり筋力の低下を招きます。
それにより消費エネルギーが少なくなり、食欲の減退がおこり、さらなる身体機能の低下につながるのです。

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小さなオーラルフレイルを見逃してしまうと将来介護が必要となる場合があり、身体的だけでなく経済面でも負担が大きくなってしまいます。

残っている歯の数と医療費の関係

事実、歯の残っている数が多いと医療費の削減にもつながることがわかってきています。

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各県により約1.4倍も歯の残っている数に比例して医療費に差があることがグラフから見てとれます。
歯を大切にすることは虫歯や歯周病を予防するだけでなく、お財布にも優しく、全身の健康をつくる源でもあるということです。

私も日々診療に励む中で、当院に通ってくださっている元気な方々のように、素敵に年を重ねていきたいと感じています。

その健康の入り口として歯科があり、しっかりと噛めるお口を維持するために、お口のケアが必要不可欠だと改めて感じました。

歯のケアが身体を作っていることを念頭に、これからも健康と健口を維持していきましょう!
福永歯科医院で一緒に8020を達成させませんか?

埼玉県さいたま市 与野 福永歯科医院 

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